ヨーロッパで8試合観たあと、ジュニアユース時代から愛したガンバの試合を観に行った
小学生のときガンバ大阪ジュニアユースにいた僕は、Jリーグ元年からのガンバファンだ。ヨーロッパの現地観戦ばかりしていた夏のあと、吹田で宇佐美貴史の直接FKを観た。試合は面白かった。でも、正直に書く。フィジカルの激しさとスピードは、まったく別のものだった。

- スタジアム
- パナソニック スタジアム 吹田(吹田(大阪)、日本)
- 観客数
- 30,603人
- 熱狂度
- ★★★☆☆
Jリーグ元年からの、ガンバファン
最初に書いておきたい。僕は、ガンバ大阪のファンだ。それも、Jリーグが始まった1993年からの。
小学生のとき、ガンバ大阪のジュニアユースでプレーしていた。ファンクラブにも入っていて、オフシーズンにはガンバの選手にサッカーを教えてもらうイベントに参加したこともある。当時はかなり入れ込んでいた。青と黒の縦縞は、僕にとって最初の「自分のクラブ」の色だ。
その頃のホームは万博記念競技場だった。いまは違う。2016年から、ガンバは「パナソニック スタジアム 吹田」をホームにしている。この夏、ポルトガルとスペインで8試合を現地で観たあと、ふと思った。ヨーロッパの試合ばかり観ていた目で、日本のサッカーを観たらどう見えるのだろう。それを確かめに、10月24日、吹田に行った。
募金で建てたスタジアム
パナソニック スタジアム 吹田は、日本のスタジアムとしてはかなり珍しい生まれ方をしている。建設費の約141億円のうち、法人からの寄付が約99億円(721社)、個人の寄付が約6億円(34,627人)、残りがスポーツ振興くじの助成金。募金は2012年4月から2015年3月まで続き、できあがったスタジアムは吹田市に寄贈された。所有は市で、運営はガンバ大阪。「ファンが金を出して建てて、街に贈った」スタジアムだ。
収容は40,000人。全席屋根付きで、スタンドからピッチまでの距離は最前列で7m。ヨーロッパのスタジアムを基準に設計されているのが、座ってすぐ分かる。正直に言うと、この夏に観たスペイン・ポルトガルの7つのスタジアムのどれより、座席は綺麗で、トイレは清潔で、通路は広い。ここは日本が圧勝している。
宇佐美貴史の直接フリーキック
16時キックオフ。相手は京都サンガ。観客は30,603人。
31分、ペナルティエリア手前で得たフリーキック。宇佐美貴史が左足で蹴った。壁の上を越えて、ゴールの隅に吸い込まれた。これは本当に美しかった。
宇佐美貴史は、ガンバの至宝だ。2011年に19歳でバイエルン・ミュンヘンに行き、ホッフェンハイム、アウクスブルク、デュッセルドルフと渡り歩いて、ガンバに戻ってきた。いま34歳。ジュニアユース時代の僕が憧れていた選手たちとは世代が違うけれど、「ガンバで育って、世界に出て、ガンバに帰ってきた」という人生そのものが、このクラブの象徴だと思う。
39分に新井晴樹が同点。54分、ガンバのGK一森純が、抜け出した加藤拓己を倒して一発退場。10人になったガンバが、それでも65分にイッサム・ジェバリで勝ち越した。スタジアムが沸いた。ところが後半アディショナルタイム、90+2分、加藤拓己がJ1初ゴール。2-2。
試合はかなり拮抗していて、面白かった。10人で勝ち越して、最後に追いつかれる。これはこれで、サッカーのドラマだ。
正直に書く。スピードと激しさが、まったく違った
ただ、やっぱりヨーロッパの試合を観たあとにJリーグを観ると、フィジカルコンタクトの激しさと、スピード感が、正直まったく違う。そこは書いておかなければいけないと思う。
ドラゴンでポルトとベンフィカが当たった夜、選手同士がぶつかる音がスタンドまで届いた。ピスフアンでは、一つのルーズボールに2人が身体ごと突っ込んで、どちらかが転がった。ベルナベウでは、パスが出た瞬間に次の選手の足元にボールがあった。その3週間後に吹田で観たサッカーは、同じ競技で、同じルールで、でも別の速度で動いていた。
別にJリーグを下に見たいのではない。技術はある。パスはつながる。ピッチも設備もヨーロッパより上だ。でも、「ぶつかる」「奪う」「走る」の強度が違う。ヨーロッパでは、ボールを持っている選手は常に誰かに削られる前提で動いている。日本では、そこに少し余裕がある。その余裕が、テクニカルな美しさを生んでいるとも言えるし、国際試合での差にもなっている。
そしてもう一つ違うのは、スタンドだ。ガンバのゴール裏は本当によく歌う。旗も多いし、コレオも綺麗だ。でも、エルチェで僕の肩を揺さぶってきた男や、ドラゴンで隣の男性に抱きしめられた瞬間や、ピスフアンで泣いていた人たちのような、「自分の人生がかかっている」感じは、吹田にはなかった。日本のスタジアムは、安全で、礼儀正しくて、心地よい。ヨーロッパのスタジアムは、危なくて、無礼で、忘れられない。どちらが良いという話ではない。ただ、違う。
日本でしか観たことがない人へ
だから、日本でしか試合を観たことがない人には、本当に一度、ヨーロッパで観てみてほしい。
テレビで観るのと、現地で観るのは違う。それは日本でも同じだ。でも、ヨーロッパで現地で観ると、もう一段階違う。「サッカーは文化だ」という言葉の意味は、ヨーロッパのスタンドに座って初めて分かる。街の名前を背負ったクラブが、隣の街を本気で嫌い、負けた翌日は街全体が静かになり、オーナーへの怒りで8,000人がデモをして、祖父から孫へ席が引き継がれる。そういう場所でサッカーを観ると、自分が観ていたものが「スポーツ」ではなく「生活」だったと分かる。
ガンバ大阪は、いまでも大好きだ。Jリーグのテクニカルな部分は本当に素晴らしいし、スタジアムはめちゃくちゃ綺麗だ。僕はこれからも吹田に帰ってくる。でも、ぜひ、ヨーロッパの試合も観に行ってみてください。チケットの買い方は別の記事に全部書いた。
そのためには、自由が要る
最後に、ひとつだけ。
ヨーロッパの試合を観に行くには、お金と、時間と、場所の自由が要る。週末にスペインの地方都市にいて、月曜の夜にエルチェにいて、翌週の日曜にポルトにいる。それができるのは、僕が「どこで働くか」「いつ働くか」を自分で決められるようになったからだ。
僕は20代のとき、ニューヨークで夢に破れて、借金を抱えて、日本に帰ることもできなかった。そこから3年半で経済的に自由になった。その方法を、いまは人に教えている。お金・時間・場所・健康・人間関係の「人生の五大自由」を手に入れるための考え方だ。
「ヨーロッパでサッカーを観る人生」は、才能でも運でもなく、自由の問題だ。そして自由は、やり方がある。興味があれば、下の公式LINEから「幸せなお金持ちになるための3日間の無料講座」を受け取ってみてほしい。スタジアムで会いましょう。
旅のメモ
- アクセス:大阪モノレール「万博記念公園」駅から徒歩15分。「公園東口」駅からも歩ける。試合日は帰りのモノレールが混むので、ゆっくり出るか、少し歩いて茨木方面へ。
- チケット:Jリーグチケットかクラブ公式で。ヨーロッパと違って当日でも普通に買える。価格は2,000〜8,000円台。
- 席:全席屋根付き。ゴール裏(北側)が応援席。落ち着いて観るならバックスタンド上段がピッチ全体を見渡せる。
- ついでに:万博記念公園の「太陽の塔」は徒歩圏内。試合前に寄れる。
📸 この日の写真と動画







🏙️ 吹田(大阪)という街

